2007年08月29日

NEW PROJECT

新しいウクレレの製作に着手する事になりました。
コアのコンサートで12フレット・ジョイント、ギアペグというのが基本スペックです。使用するコアのグレードは5Aで、マスターと言っても差し支えないほどのカーリーです。

発注して下さったオーナーさんから承諾を頂きましたので、他のウクレレ同様に製作の進捗をブログにて公開してまいります。今製作している「Bruddah Koa」の2本もありますので、区別する為に「Sさんのウクレレ」と呼ぶ事にいたします。

29Aug07-3.jpg
さて、ギャザリング・マテリアル。
まだヘッドプレートやらブリッジ材やらを調達せねばなりません。

29Aug07-1.jpg 29Aug07-2.jpg
ネックにはホンジュラス・マホガニーを採用します。これはSさんのご希望です。
幸い、これだけホンジュラス・マホのストックがありました。材をコンコン叩いた時の音、重さ、木目の通り具合を勘案して1本をチョイスしました。正直申し上げて、私は目利きではありません。これまでの経験と、直感で勝負です。

右の写真はマホ比較です。上がアフリカン、下がホンジュラス。密度の違いが分かります。私は、マホならどちらでもOKだと思います。好みの問題でしょうか。

29Aug07-4.jpg
チューニングマシンの仕様も決定済み。ゴトー製UK700を使います。これはH.A.P.システムによりペグポスト長が可変します。即ち、4本の弦全てのテンションを調節出来る訳です。

29Aug07-5.jpg 29Aug07-6.jpg
という事で、はじめの一歩。ブックマッチ作業から開始であります。
今回は設備都合で1セットだけ接着。


29Aug07-7.jpg
「Bruddah Koa」はロゼッタのインレイを接着中であります。
posted by schuntama at 00:41| Comment(8) | TrackBack(0) | Works in Progress | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
NEW PROJECT始動おめでとうございます!!!
少し涼しくなってきそうですから、良かったですね♪

あの、教えて欲しいことが、、、
ロゼッタってなぁーに?!
なんとなくこの辺かなと思ってたんですが、いよいよ気持ちが悪くなってきました。
おせーてくださいっ!
Posted by nyaomi at 2007年08月29日 14:53
nyaomiさん
いやあ、涼しくなって食欲も進みます!
今夜もハンバーガーのディナーセットを・・・。

さて、ロゼッタとはサウンドホールの周りにある飾りの事であります。

素材として一番ポピュラーなのは貝ですね。他に銘木の象眼だったり、ラインだけとか、色々あります。ベーシックなウクレレでは飾りを省く事が多いです。

装飾としてだけでなく、サウンドホール周辺に強度を持たせるという機能もあるそうです。但しサウンドホール周囲の裏側に薄板を当てる「パッチ」という手法を併用する事もよくあります。

ロゼッタの他にローゼット、ロゼット、口輪(こうりん)等とも呼ばれますが、どれでも通じます。

・・・と、こんなのでお分かりになりましたでしょうか?

ー追記ー
ほら、クラシカル・ギターのサウンドホールの周りにモザイクがぐるっと廻してあるじゃないすか、あれの事ですよ。最初からこう書けば分かりやすかったですね。 あせー!
Posted by schuntama at 2007年08月29日 21:15
うわぁぁ!このコア!!
凄すぎます。
こんな材料を使うのならできあがりはよほど飛び抜けた良い出来でないと神様が許してくれなさそう。
だから、たぶん僕は一生使うことがないでしょう(涙)

もうすでにブックマッチ加工は終わっているようですが、次からは蝠樂亭式をおためし下さい。
自慢するのも何ですが、我ながら素晴らしいやり方だと思います。
http://fukurakutei.cocolog-nifty.com/blog/cat11171228/index.html
の4月18日に書いてあります。
Posted by 蝠樂亭 at 2007年08月29日 23:17
蝠樂亭さん
ブックマッチ・メソッドのご紹介をありがとうございます。
しかし、ひとつ問題が。自分で使った事が無いのでよく分からないのですが、
トリマーって想像以上に騒音が大きかった様な気が・・・。
賑やかな機械は我が家では難しいのであります。しょぼん。

ここまでのコアを扱うのは私も初めてなのです。
作業全体の中で、曲げが一番大変そうな予感です。
Posted by schuntama at 2007年08月29日 23:48
ドレメルをお持ちのようなので、それでやれば問題ありません。要は左右同時に垂直に彫ればいいと言うだけですから。
もちろん6mmビットなんて無いでしょうから、3mmくらいにしておいて、間隔をそれより少しだけ小さい(2から2.5mm)にすればいいと思います。
気を付けるところと言えば、ストレートのガイドになる物はなるべくなめらかで真っ直ぐな物、きちんとクランプして動かないようにすること、ゆっくりで良いから途中で止めずに一気に削ってしまうこと、ビットは板厚より少しだけ多めに出して、下の板ごと削ってしまうこと、それくらいでしょう。
Posted by 蝠樂亭 at 2007年08月30日 00:30
蝠樂亭さん
どうもありがとうございます。

そうですね、動かぬ様に、真っ直ぐ、一気に。
この動作が結構肝なのですよね。
ビットの状態にも気を付けるべきでしょうね。
Posted by schuntama at 2007年08月30日 11:58
丁寧にありがとうございます。
みんなインレイって言うのかと思ってたの。
インレイは細工そのものね。
ホールの周りはロゼッタなのねん。
ついでにブックマッチも調べたの。
ハハ〜ン♪なのです!
楽しく拝見させていただきまーす。
Posted by nyaomi at 2007年08月30日 20:18
nyaomiさん
楽器の部位名称は知ってても製作関連用語は知らないのが普通ですよね。
かく言う自分は、今でも目から鱗が落ちる事ばかりであります。

>インレイ
そうですね、それも正解と言えなくもありませんよ♪
つまり、インレイとは厚みのある素材を埋め込む象眼(ぞうがん)の事です。
対して、薄ーい貝を貼り付けるのは螺鈿(らでん)という技法です。

ブックマッチ、確かにハハ〜ン♪ですよね!
ちなみに、彩華閉店の際に頂いたマッチがブックマッチでした。
って、同音異義語。あせー!
Posted by schuntama at 2007年08月30日 23:48
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