2006年12月26日

ボディ用材

ボディの他にネック、指板に使われる木材もあります。
● Hawaiian Koa
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-ハワイアン・コア-
言わずと知れた、魔性の材。代表的なウクレレ用材ですが、希少なので価格は高騰したままです。左はStew-Macのカーリー無し、右はUkulele Supply of HawaiiのAA+です。同じコアでも色と木目に様々なバリエーションがあります。

● Mahogany
マホガニーと呼ばれる木材には多くの種類があります。楽器用のマホガニーとしてはホンジュラス:Swietenia Macrophylla 、アフリカン;Genus Khaya 、サペリ;Genus Entandrophragma が御三家でしょうか。どれもセンダン科ですがマホガニー属はSwieteniaを指すのでアフリカンとサペリは厳密にはマホガニーではない事になります。まあ、音が良ければそれで良し、と。

● Honduran Mahogany
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-ホンジュラス・マホガニー-
楽器用マホガニーの中でも高級とされる材です。ボディ、ネックに使われます。削るとシットリした感触の屑が出ます。乱伐が祟ってCITESのリスト入りし、2006年後半よりLMIやStew-Mac等から輸入出来なくなってしまいました。名前がホンジュラスでも、現在流通している殆どがブラジル産の様です。写真の材はかつてLMIが安売りしていた2ndグレードです。初めて曲げた時は皺が入りまくりで苦労しました。マホガニーを曲げる時は水を少なめにするのが良いそうです。

● African Mahogany
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-アフリカン・マホガニー-
ホンジュラスより赤味があり、削るとサクサクした感じです。これはアイチ木材から購入しました。写真左の右側がA、左側がAAグレードです。木目が結構違って見えます。Aがストライプ・アピアランスなのに対し、AAはとても均質です。写真右は逆目というのでしょうか、木目が往復する様に交互に反対向きになって並んでいます。光の反射具合でこのストライプがとても綺麗に見えるのでお気に入りなのです。しかし木工経験の浅い私は、鉋掛けの時にこの逆目に悩まされるのです。導管に埋まって見える黒い部分はAAではほとんど確認できません。

● Sapele
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-サペリ-
写真の材はブレースやライニング、ネックに使う為に新木場の「もくもく」で購入した角材です。バンドソーで挽いている時に何故かタンスの引き出しの様な独特の香りがしました。割と固く、しっかりした印象です。

● Lauan
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-ラワン-
何故ラワンがここに? 別名がフィリピン・マホガニーだからです。マホガニーに限らず、樹種が違っても似た様な木目や材質であれば仲間にしてしまうのが木材業界の良いところ(?)で、実際にはラワンはセンダン科ではなくフタバガキ科です。上記の御三家と比較すると柔らかく、ササクレ易い材です。写真のラワンは貰った廃材ですが、屋外で10年ほど自然乾燥された材です。写真右の薄汚れた表面を鉋掛けすると写真左の様になかなか綺麗な色が現れました。

● East Indian Rosewood
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-イーストインディアン・ローズウッド-
ギターのサイド・バックによく使われている材です。ポピュラーですが安価ではありません。写真はLMIの1stグレードです。ウクレレ5号機で使ったのは2ndグレードでしたが、なかなか良い材でした。インディアン・ローズはマホガニーよりもラクに曲げる事が出来ます。

● Madagascar Rosewood
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-マダガスカル・ローズウッド-
LMIのサイトで見る度にきれいだなあ、と思っていた材です。セットを買うにはこれも高価ですので、せめてサンプルを・・・と、ヘッドプレート材を購入してみました。やっぱり、美しいです。

● Cocobolo
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-ココボロ-
これはLMIから購入した1st grade, classicalです。接着にエポキシを使う事を勧められているだけあって、本当に脂っこい木です。触っているだけで指先がシットリしてきます。木目、色合いともにエキゾチックでとても綺麗な材です。

● Pau Rosa
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-パオロッサ-
巷ではこの木の名前は色々な読み方があります。パオロッサ、パウロッサ、パーロッサ等々。どれが本当なんでしょうか。これは「もくもく」で購入しましたが、楽器用のグレードではなかったのでスカスカな材でした。しかし、やたらと固い。曲げる時には大量の油脂が出て、とても臭かったのであります。

● Walnut
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-ウォルナット-
これも「もくもく」で購入です。何ウォルナットかは不明です。バインディングやロゼッタに使えそうだな、と思って買ってみました。乾燥状態では結構グレイぽい色合いである事が分かるかと思います。くすんだ感じ、といいますか。しかし濡らすとチョコレート・ブラウンに変化します。これが一般的にイメージされるウォルナットの色ではないでしょうか。家具に使用される材でもあるので、オイルフィニッシュも相性が良い様です。ウォルナットは数種類あり現在LMIでは4種類が販売されています。

● Mango
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-マンゴー-
ウクレレやギター用材として目にする機会が増えてきました。「もくもく」で購入です。120mm×120mm断面の角材をその場で4mm厚にスライスしてもらいましたが、120mm幅の大部分は鋸歯の厚みでオガクズとなってしまいました。独特の色味に加えて部分的に黄色やオレンジ色のシミが出るあたりがいかにもマンゴーな感じです。

● White Ash
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-ホワイト・アッシュ-
ウクレレ1号機に使用した材です。ホームセンターで購入しました。手鋸でスライスするのはかなりしんどかったのですが、曲げるのはとても楽にできました。野球のバットの材としてお馴染みですが、これでウクレレを作ってみたらとても澄んだ音でした。白いので加工時は汚れに神経を使います。

● Bloodwood
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-ブラッドウッド-
その名の通り、血の様に赤い材です。これはLMIから購入した指板材ですが、何に使うというよりは興味先行で買ったようなものです。結構派手な印象です。

● Ebony
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-エボニー-
指板、ブリッジ、ヘッドプレートに使われる事が多い材です。私はナット、サドルにも使います。エボニーといっても実際には茶色の筋が通るものが多いです。染色して真っ黒にする手法が一般的ですが、最初から真っ黒なガボン・エボニーという高価な樹種もあります。
ラベル:木材
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posted by schuntama at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 木材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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