2007年11月29日

東京バイオリン その4

少しずつ、少しずつ、進行しております。

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埋木をノミ、スクレーパーで平らに均し、マイクロメッシュで整えまして・・・

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着色をチマチマと。塗った直後と1日後では色の出方が変化する事も・・・。
しかもご覧の通りボディの色が変化に富んでいるので、これは結構難しい。
ここはまだ時間を掛けます。

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全体をクリーニングしました。が、指板の清掃は別の機会に。
うん、このフレットは真鍮の様ですね。
渋いなあ・・・。
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2007年11月28日

首の踵とは是如何に

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Sさんのウクレレです。ヘッドをラフに削って、ヒールブロックの接着へ。
ネックは首、ヒールは悪役・・・いや、踵。
首に踵があるのって、どんな生物だろう。弦楽器は例外かな。

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まーたくだらん事を書いてしまいました。
前回作った膠がだいぶ古くなったので新たに仕込み・・・と、その時。
お腹が空いた私は何の躊躇もなくチキンラーメンを製作。(だめだこりゃ。)

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満腹になったら作業へ復帰。首に踵を接着です。ひいい、コワい表現だなあ・・・。
おや、よく見れば作業に参加してないクランプが約1本あります。

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じゃーん! ウクレレの神様オータサンと、ウェス・モンゴメリー唯一の弟子であるギタリスト、ナンドー・スアンさんのサイン入りクランプであります!
11月25日に新橋ヤクルトホールにて行われた「オータサン・ジャパンツアー2007」へ行った折り、サインを頂戴してまいりました。
オータサンからウクレレやCDにサインを貰うのはポピュラーですが、クランプにサインして貰ったのは恐らく私が初めてではないでしょうか。しかもナンドーさんとのダブルネーム。

これ、「神様クランプ」と命名させて頂きます。
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2007年11月26日

masayaさんへ。

11月22日にご逝去された、NUA会員のmasayaさん。
NUA掲示板に葬儀の日時が告知されていたとは知らず、人伝に聞いて愕然としました。

masayaさんとはまだ2回しかお会いしていなかったのですが、とても印象深い方でした。
最初は2月に例会へ見学に行った時。Gスト8弦をソプラノの様に弾き倒す迫力に圧倒され、ファルセットボイスに感銘を受けた事をハッキリと記憶しています。
2度目は5月の例会の時。当日は出来上がったばかりの8号機を持ち込んだのですが、masayaさんがshu-sanとお二人で「どれ、どれ!」と見に来て下さったのを、これも鮮明に憶えています。
「で、これ、どこで買ったの?(笑)」とジョーク交りに褒めて下さいました。


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この日で閉店となった二次会場の彩華にて。ご本人を一番小さく写してしまいました・・・。


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三次会、バンブーにて。masayaさんのカネ・フラを見る事はありませんでしたが、この時は歌と演奏を聴かせて下さいました。左の写真は私が作ったウクレレを弾いて下さっているところです。

音楽、そしてハワイに造詣の深い方だとお聞きしておりました。楽器の自作もされてましたね。
文字通り短いお付き合いでしたが、決して忘れる事はありません。
ありがとうございました。

お安らかに。


(私が撮影したmasayaさんの写真は、これで全部です。)
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2007年11月24日

NUA11月例会

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日本ウクレレ協会の11月例会へ参加してまいりました。

先稿にてお知らせしておりました通り、今月の午前の部は「フラガール・シェイカーをつくろう!」という工作講座。Ernieさんと二人で講師役をさせて頂きました。
割り箸を切って細かい部品を作ったり、断線の危険と隣り合わせの緊張感漂う中スピーカーのコーン紙を切り取ったり。手元が狂えば怪我する恐れが十分あるにも拘らず、皆さん粛々と作業を進められます。難しいと感じる工程では無理をせずに申告して頂き、お手伝いさせて頂くというスタイルで進行していきました。
当初は予定時間内で十分終わるものと考えておりましたが、さにあらず。ギリギリまで時間を使って工作は続きました。これは、参加された皆さんが真剣に工作に取り組まれた証左であると言えましょう。いろいろな質問にお答えしたり、お手伝いしたり。講師役としても非常に楽しい「濃いわ!」な時間となりました。

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ウクレレも、ものづくりも、年齢問わず楽しめますね。参加の皆さん、お疲れ様でした!

そしてなにより、MATTさんとErnieさんには大感謝であります。
本当にありがとうございました!

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お昼の小進庵は鴨南蛮そばとビエール。もう、こればっか。Ernieさんとプチ打ち上げ。
午後の部はいつも通り、講習会に親睦会。これから旬を迎える曲とトラディショナル曲の勉強。
そして親睦会へ突入したその矢先・・・!私のニコンにトラブル発生。
この先の撮影が不可能になってしまいました。撮影済み画像が生きていたのがせめてもの救い。
しかし文章力の無さを写真に依存する私としては、これは死刑宣告に等しい。
まあ、精々こまわり君の「死刑!」レベルですが。 は は は・・・。

ドナ ドナ ドナ ドーナー・・・
タグ:NUA ウクレレ
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2007年11月21日

NUA11月例会のお知らせ

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あまりにも直近ですが、お知らせであります。

今月のNUA例会は23日(金曜日/勤労感謝の日)に行われます。
この日、午前の部は工作講座としてフラガール・シェイカー(エボ2)の製作を行います!

僭越ながら、当日はこの私が講師の一人としてお役を仰せつかっております。
緊張と寒さのあまり、朝から呂律が廻らない事がおおいに予想されます。そこで、Ernieさんに本来の進行を司って頂くと、まあ、こういった段取りとなっており・・・お願いいたします。


以下、NUAホームページより引用

「フラガール・シェイカー」とは、NUAのワークショップ講師も務めて頂きましたハワイ島のウクレレ製作者カヴィカ博士の考案された、音楽を再生するスピーカの振動をウクレレに伝え、常にウクレレを「鳴らす」ことでウクレレを「熟成」(と期待)させることを目的とした装置です。
材料の数量と工具の制約があるため、すでにハガキおよび10月例会席上でお申し込みを頂いた会員を対象に実施いたしますが、予約をされていない方でも見学は可能ですのでどうぞお越しください。

引用終わり

通常、会員でない方の見学はお昼休み以降からお願いしております。
従いまして午前の部の見学参加は会員の方が対象となりますので、あしからずご承知置き下さい。

午後はいつも通り講習会、親睦会となっておりますので、見学希望の方はぜひ一度お越し下さい!
ご参考までに、こちらをお読み下さい。
私は見学一発でズブズブにハマってしまいました・・・。
(もちろん、入会や2、3次会の参加を強制、強要する事など一切ございません。)


工作講座に参加される皆さま、当日はご一緒にものづくりを楽しみましょう!
タグ:NUA
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2007年11月18日

東京バイオリン その3

作業の前に、インスペクション・ミラーを作ってみました。
といっても、切っただけなんですけど。
前回までの小さな丸形ミラーは取り回しが良くても広範囲の確認には不向きでした。
そこで、きちんと大きな鏡で確認してから作業に入る事にしました。

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素材はこれです。アクリルで出来た鏡。ガラスの加工は大変そうですが、これなら誰でも鋸で切る事が出来ます。難点はガラス鏡より高価、樹脂故に傷つき易い(写真右)、燃やすとダイオキシンが発生する、という事です。廃棄の際は自治体のルールに従う必要があります。
さて、ギコギコ・・・くんくん・・・なんか臭いなあ。う、鋸の摩擦熱で悪臭が発生しております。ダイオキシンの香り?
角を斜めに落としてあるのは・・・後ほど分かります。

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さ、鏡を入れてみました。おお、広範囲が見えます。写真では狭く見えますが肉眼では十分な視界を得る事が出来ました。せっかくなので照明も導入。ま、LEDミニライトをそのまま入れただけなのですが。邪魔になっては意味無いので、出来るだけ小型・軽量にこだわって選んだライトです。このクラスの品はどれも電池寿命15時間が相場の様です。

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では作業・・・の前に、中敷を入れるのを忘れてました。ウェスを敷くだけでも防汚効果があります。で、鏡を出さねば・・・ここで、先ほどの斜めカットの理由がお分かりになります。ご覧の通り、サウンドホールの干渉を避けた形状なのであります。では、何故この様な事を知っているかというと・・・四角いままの鏡を入れて、出せなくなって冷や汗・脂汗をかいたからに他なりません。写真を取り忘れる程ビビリました。


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さあー、やっと作業に入ります。実は手順を見直しました。ピッタリ合わないクラックを削り広げて埋木を入れ、ピッタリ合う部分は接着剤で対応。ブリッジ左にもクラックが通っているので、そこだけ後でパッチを当てます。これが本当のブリッジパッチ。
で、切り出しをカリカリに研ぎ出し、エングレーバーやカッターナイフをアシストに使いつつ溝を広げました。正確には経年変化で劣化したクラックの立て壁を削り落として奇麗な面を露出させるという訳です。もちろん、接着性向上の為です。

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かといって、やたらと幅広な溝にする訳にもまいりません。
写真の様に、0.5 mm前後の溝になる様に削り落としました。ここへ埋木を差し込みます。

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ホンジュラス・マホでストリップを削り出しました。溝の形に合わせて削っているので厚みが微妙に変化しております。もちろん、合わせながらチマチマと削っていくのです。出来上がったストリップの接着にはタイトボンドを使う事にしました。こういう作業にはPVAの方が向いているという事もあります。
結局このウクレレのボディはマホガニーだった様です。ネックはメイプルだと思うのですがねー。

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うーむ、フランケン感が漂っておりますが、とりあえずこれで落ち着く事でしょう。
しばらくはこのままそっと寝かしておいてあげます。
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2007年11月17日

頭板

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Sさんのウクレレであります。
今回はヘッドプレートの製作。ヘッドに貼る突板ですね。
トップ、バックを切り抜いた余り材で十分に賄えました。ボディとヘッドの色柄を揃えるにはこれがベストでしょう。但し、面積が狭いのでそれほど贅沢な杢目の取り方は出来ないのがちょっと辛いところ。とはいったものの、テンプレートをあてがいながら位置決めしていると僅かなずらし方で杢目の表情が変わって見えます。小さなヘッドですが、あまりにキャラが立った杢目部分を選択すると非常にクドく見えてしまうのであります。(と、ワタクシは思う。)

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グダグダと検討を繰り返して、やっとこグワシ。
ペグ穴位置も考慮したこだわりの杢目取り!って、ちと大袈裟でしたか。

ところで今回のタイトルですが・・・ ヘッドプレートの直訳ですな。もちろん、ジョーク。
日本語では「天神板」と呼ぶ様です。由来は分かりませんけど、何となくそうかな、という気はしますね。
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2007年11月15日

首が据わったので

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Sさんのウクレレ。ヘッドをへの字に接着したネックを整えておりました。
ちょっと匍匐前進気味。

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スカーフジョイントのアップです。
うっすらと鉛筆の線が見えます。ヘッドの厚みはこの線、つまり半分以下まで削ってしまいます。

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他にもこんな事してたりとか、まあいろいろとありますね。
楽すぃー♪
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2007年11月14日

東京バイオリン その2

まだ具体的な作業には入りません。今日は考え事です。(笑)
考え事の内容はクラックの塞ぎ方をどうするとか、パッチの当て方とか、いろいろです。
プロならば患部を見た瞬間に処方を出せるのでしょうが、えーい、こちとらアマでい。
その筋のリソースを研究しつつ、現物と睨めっこしつつ、手法を決定していきます。

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クラックの現状を観察すると割れてからかなりの年月が経過している様で、奇麗に割れている割にはボディの左右を押してもピッチリと隙間が閉じません。これは木が収縮した事を意味する筈です。そして、クラックの断面は変色しています。これは経年変化、酸化によるものでしょう。
上記を踏まえ、先に内部へ補強パッチを当て、その後に表面からクラックを微妙に彫り広げ埋木を施す事にしました。その際、何の木を埋めるかが問題ですが、目の詰まった材の質感からするとバスウッドがマッチしそうです。

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バスウッドのストリップに着色してみました。色の雰囲気や濃淡など、手持ちの物で再現出来そうです。

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このウクレレに使っている材ですが、たぶん、なんとなく、きっと、メイプルかな、と。
ボディの木目をみるとそれっぽく見えたのですが、中を覗くとマホの様なピンク掛かった茶色です。でもマホの木目とは違うので、メイプルが変色した可能性もあります。なんたって42歳です。
少なくともネックはメイプルの可能性が高そうです。写真は全音キットのメイプルネックと比較したところです。材の質感を確認する為に並べましたが、言うまでもなく木目の取り方や目の詰り方など品質は明らかに東京バイオリン製の方が上です。

さて、まだ準備時間が必要そうです。
posted by schuntama at 23:09| Comment(8) | TrackBack(0) | 直したウクレレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月13日

東京バイオリン その1

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NUAの先輩であられるKさんから、古いウクレレをお預かりしました。
Kさんといっても3号機のKさんとは全く別の方で、そのお姉様の所有物です。
表面板にクラックが入っているので直らないだろうか、というご相談であります。
現物を拝見して修繕の方向性が大体見えましたので、お預かりする事にしました。

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モノは東京バイオリン・スタンダード(というのかな)です。手に取ると物凄く軽い!まるで羽が生えているかの様な・・・。一体何年経過しているのでしょう。ラベルを見ると1965とあります。て事は、42年を経ている訳です。うーむ、個人的に親しみを感じる年代であります。ウクレレは軽くなるが人間はお腹が出て重くなる一方か。
えーと、ブリッジ左側にビシッと走るクラックが見えます。

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ヘッドには木のペグ。私は初めて触りましたが、これがまた何とコントローラブルな事か。驚きです。ブリッジはローズウッドの様です。そして、このサドル!可愛い!丸棒ですよ。なかなか合理的な造りです。

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では、まず何からやるか・・・ですが、「整備は洗車から」という諺もありますので、内部の清掃から着手する事にしました。最初に弦を外します。買った当時のままの弦だそうですが、今でも弾力があるのにはたまげました。一応番号なぞ書いてみたりしましたが、もう交換するべきでしょうね。

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大事に使われていても、42年も経てばホコリが積もります。そこで霧吹きで軽ーく濡らしたティッシュをボール状に丸め、ウクレレの中へポン、と。更にウクレレをシェイクすると、中で転がるティッシュボールにホコリや汚れがくっ付くという訳であります。もちろん、ティッシュを濡らし過ぎてはいけません。

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刷毛なども駆使してホコリが取れた所で、内視鏡(笑)で検査します。ちっちゃな鏡ですが、大きいとソプラノのサウンドホールに入らないのです。クラックの状態はもちろん、他に異常が無いか、何か棲んでいるのはいないか、等を調べます。
・・・そうです。古いアコースティックは箱の中に何かがいるという話を良く聞きます。ま、平たく言えば、虫ですね。巣を作ったり産卵したり。で、このウクレレはどうかなー。


いました。

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きっと数十年前のモノでしょうから、空っぽでしょう。針金でフックを作ってバリバリと剥がします。あまり深追いすると内部を傷付けてしまいますので、ほどほどにしておきました。はい、もう何もいません。

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表面板をクリーニングしたら弾き傷が現れました。細かい、無数の傷跡。オーナーの歴史ですね。ちょっと、身が締まる思いがしました。

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ラベルもハッキリ読み取れます。うおおお、渋いなあ・・・。

今回はここまで、であります。
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2007年11月12日

FLEA

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ザ・マジック・フルーク・カンパニー社製のウクレレです。(以下:TMFC社)
これはフリー(FLEA)という名前で、バラライカの様なボディのフルーク(FLUKE)の弟分になります。日本の楽器店でも取り扱っていますが、私は例によってネット通販です。フルーク/フリーの発売元であり日本のウクレレ界でも名の知れたジム・ビロフさんの会社、フリー・マーケット・ミュージック(Flea Market Music)のサイトから購入しました。
製造元のTMFC社はアメリカ合衆国コネチカット州に所在する会社で、オーナーのデール・ウェブさんとビロフさんは義兄弟の間柄です。両社の関係などについてはMATT小林さんの著書「ウクレレ快読本」に詳しいですので、是非ご一読を。
写真のモデルはフリーのコンサート・スケール、柄は「World」です。フリーは標準仕様がソプラノ・スケールなので、コンサートはオプションという扱いです。ちなみに、このWorld柄は売り上げがユニセフに寄付されるそうです。(割合は不明)

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さて、このウクレレ最大の特徴ですが、なんといっても素材のユニークさとデザイン性の高さではないでしょうか。トップ材はオーストラリアン・フープ・パイン。きっと松ですね。これは合板で、3層になっています。単色使いから写真のモデルの様なプリント柄まで、多くの色柄が選べます。

バックはオベーションの様な一体成型の樹脂製。具体的にはガラス繊維混入ABSの射出成型品です。黒く見えましたが、実際にはご覧の通り焦茶色です。写真では分かり辛いですが、シボがあるものの内部のリブ跡や油流れが表面にハッキリ出てしまっています。でも逆に、これは樹脂製である事をアピールする要素にもなりますし、まあハッキリ言って対策は全然気にしてないであろうと思われます。

ネックはメイプルで、艶消しクリアで処理されています。穴開きヘッドと横差ししたフリクションペグというレイアウトが独特です。そしてこのヘッド、なんとネックに対して角度が付いていません。横から見ると真っ直ぐです。しかし穴開きヘッドとペグのレイアウトにより弦に角度(テンション)を持たせています。一見お遊びに見えるデザインですが実は機能にとても深く関係していて、しかも平板のままネックを製作出来るのでコスト削減にも大きく貢献出来ます。これには素直に感動いたしました。スゴい。ちなみに、板目です。握った感触は、意外と厚ぼったい印象でした。平板の両脇が丸いだけとも言えますので、親指を当てる中心部が殆ど平面です。この為に親指が当たる部分が凹面にすら感じられました。(実際は凹んでいない)

指板も樹脂製ですが、こちらの素材はポリカーボネートです。ヘルメットの風防やラジコンカーのボディにも使われる、柔軟性があり且つ強靭な樹脂です。「本物の指板」から型を取り成型しているので導管まで再現されています。ゼロフレット仕様というのが泣かせます。各フレットの端末は(恐らくは原型の段階で)スムースに処理されており、樹脂製という事もあって指先、爪先に優しいのが嬉しいポイントです。この一体成型樹脂指板というのもこのウクレレの大きなアイテムでしょう。私が購入した理由のひとつでもあります。ちなみに、オプションでローズウッド指板も選べます。でも高価。
残念なのは、軽量に見えるこのネックよりもボディの方が軽い様で、演奏中にヘッド落ちしてしまいます。

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ブリッジもボディと同素材で出来ています。サドルが一体成型なのが「いかにも」で楽しいディテールです。コンペンセーションやら弦高調整やら、スゴく難しそう。っつーか、しませんね、これは。(笑)
付属の小冊子は簡単な説明と数曲の楽譜で構成されています。英語ですが、辞書があれば理解出来る内容でしょう。

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トップの柄をアップにしてみました。この辺はヨーロッパです。日本とハワイは描かれていません。さすがメインランド製。(笑)
さて、インクの微妙な盛り上がりがお分かり頂けますでしょうか。これはどうやらシルク印刷の様です。色は薄緑、白、青の順で乗せています。私は全面印刷されたシールを貼った様な物を想像していたのですが、いやいや、こちらの方が品質感は上です。満足です。ティキやパイナップル柄もありますが、そちらはどうなのでしょう。興味ありますねー。

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標準でギグバッグが付属しますが、追加料金を払ってデニム地の物にしました。なかなか良い品ですが、幼稚園の子がピアニカを入れるケースにも見えます。
右はついでの紹介ですが、フルークのデモCDとも言える「It's a fluke」です。数年前にビロフさんのサイトから買った物ですが、現在は売っていない様です。ビロフさんの歌、演奏がメインで5曲入り。なかなか楽しいオリジナル曲が揃っています。

で、肝心の音ですが・・・ こりゃ良いですね!とても軽快に鳴ってくれます。ストラムした時の音なんて結構雰囲気があってイケてます。樹脂ボディの振動や容積が関係していそうです。
「ウクレレの音」を存分に楽しめますが、これはあくまでも廉価品であることを前提にしています。つまり最初からカマカやコアロハに勝とうとは思っていない、そういう音です。そこをきちんと(?)踏まえていれば、これはとても魅力的なウクレレです。
2万円以下のウクレレ、あるいは気軽な1本が欲すぃなあ、という人には候補に上げてもよろしいのでは、と思います。

構造に知恵の跡が伺えるこのウクレレですが、その恩恵か廉価な設定です。単色トップは$159、柄物トップで$189です。私の先輩方にフリー、フルークのオーナーが多いのですが、納得です。とてもコストパフォーマンスに優れています。お尻が平らで自立出来る所もポイントでしょうか。
フリー、フルーク共に表面板がコア無垢材のモデルもありますが、それぞれ$335、$365と高価です。国内有名メーカー製の全部木で出来たウクレレが買えてしまいます。



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ウクレレの大先輩であるiisanが、私のフリー用にコアロハの緑色の弦を譲って下さいました。現在はディスコンの貴重な弦です。撮影後に早速張り替えました。標準のヒロ弦より当りが柔らかく、音色も少し優しい感じに変化しました。ジャカ弾き、ソロ、どちらもOKなオールラウンダーという印象です。しかし、ここで一番重要なのは緑色という事。で、これがまた、青いボディにドンピシャなマッチングであります。すごく良い感じ。心無しかエコ感漂う外見になりました。
iisan、どうもありがとうございました!
タグ:ウクレレ
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2007年11月11日

小岩出稽古 11月

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小岩出稽古、11月場所へ参加させて頂きました。
今回は過去最多人数の参加だそうです。良かった。毎月こうだといいなー。
もう、机をビタビタに寄せるほどの満席状態。(この時私は満腹状態)

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さて、稽古。
音名、階名、コードなどベーシックの講義、それらの応用、実践、展開と続きます。
更にリハモナイズ、親指の使い方、三連、などなど。今回も濃いわ!
稽古の度に講義内容がどんどん先へ進む事が無いのがshu-sanスタイル。同じ事でも毎回教えて下さいます。理解度と習熟度の低い私には、これがなんと有り難いことか。

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2次会も満席&満腹。今回はフラ密度が非常に濃い鳥正2Fでありました。
ピロピロ飲みも飛び出す!

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このシーンは壮観でしたな・・・。コンパクトな会場がバンドスタンドに変貌です。

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雨はずーっと降りっ放しでした。こういう日に当る事は滅多にないそうですが。
親方、今回もお世話になりまして、ありがとうございました。そして大変お疲れさまでした。
もりぞーさん、お忙しい中の呼び出しにアレンジ、どうもありがとうございました。
参加の皆様、今回も構って頂きましてありがとうございました。またご一緒願います。


● おまけ

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長寿庵での昼食は大盛りが定番になってしまいました。(ワタクシは、ですね。)
いつもながらヒトの食べ物はとても美味しそうに見えますなー。
さて、私はどれを食べたでしょう? (んなこたあどうでもいいか・・・)

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3次会?の大学堂でナンドッグ。今回もナカムラさんに焼いて頂きましたが、写真を撮り忘れ。
で、なぜか撮っていたのがこの1枚。モデルはなんと専務さん!
しかし強烈なメニューだにゃー・・・。
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2007年11月10日

おひさ。

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久し振りにフラガール・シェイカーを拵えました。
今回のは5Aカーリーコア仕様。マグネットトリムもフックもアクチュエーターも、全部5Aコア。
性能が上がる訳ではありませんが、洒落です、洒落。
このシェイカーも、お嫁に行くのです。
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2007年11月08日

惑星地球号

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ずいぶん前から気になっていた、マジックフルークカンパニー製のウクレレ。
何日か前にちょっとした切っ掛けがあり、堪えきれずポチッとエンターしちゃいました。
まあ、遅かれ早かれこうなる運命だったのは疑う余地も無い事で・・・。

しかし、参った。なんでこんなに鳴るのだ・・・。

(そのうち詳細をアップします♪)
タグ:ウクレレ
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2007年11月07日

ネック、棹、首

Sさんのウクレレ、ネック作業中です。
今回はヘッドとグリップを接着です。
正確には、ヘッドの中程を(横から見て)斜めに接ぐ事になります。
これはスカーフ・ジョイントという方式です。板を斜めに接ぐなんてダイジョブ?
と思ったりしますが、ダイジョブです。むしろ頑丈になります。

この材はホンジュラス・マホガニーです。アフリカンと比べて高密度。
それぞれネック材として好適ですが、どちらが良いかはお好み次第でしょうか。
ちなみに、弊ブログ「木材」のカテゴリーに写真を置いてあります。

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さて「ネック」を日本語訳すると「首」ですが、弦楽器では「棹」と呼ぶ事があります。
私は最初から「ネック」は「ネック」として憶えたので「棹」と呼ぶ事に違和感があります。
じゃあ「首」ならどうなの、と問われれば、もっと違和感がありますな・・・。
「このウクレレ、首が反っちゃってさあ」とか、
「ハイ、左手で首をもっとしっかり握って!」なんて会話、変でしょ、やっぱり。

む、誰ですか、変なのはあんただよとか呟いてるヒトは・・・。
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2007年11月05日

セミ徹夜

♪ 父ちゃんが夜なべをしてネックを作ってた・・・

11月に入って、夜がぐんと冷え込む様になりました。
夕べは子供と一緒に早寝してしまったために今日の午前1時に目覚めました。
一通りウェブ巡回の後、作業を開始であります。

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まずはSさんのウクレレ。
ネックをスカーフジョイントで製作するので、ヘッドとグリップを14度に切り分けます。
今までこの作業は手で行ってきましたが、今回からジグを使用する事にします。
で、そのジグを作る所から・・・。まるで刺身を食べるのに釣りに行く様な感じですな。
モールドの端材を使っているので、どこかで見た様な形をしています。

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さて、ジグが出来たのですがまだ夜が明けたばかりです。バンドソーを稼働させたら奥玉がすっ飛んできそうなので、違う作業をする事に。
そうだ、Bruddah Koaのネックジョイントを合わせなきゃ・・・
あれっ?  うげげっ、ヒールブロックが接着していなかったっす・・・。
っつー事で、フレッシュな膠を用意して、グワシ!

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さー、夜が明けました。子供も起きました。バンドソー出動であります。
ぎゅいいいーーーーーん! おお、早い。準備の方が時間掛かってます。
さあて、そそくさと掃除して、風呂入って、この記事書いて、では出勤!
posted by schuntama at 08:18| Comment(4) | TrackBack(0) | Works in Progress | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月03日

じっと手を見る

03Nov07-1.jpg

いやなに、これから手を洗うんだけど指に染み付いたエボニーはなかなか落ちないのですわ。
(会社で女子に手を見られるのが辛いの。)
posted by schuntama at 03:11| Comment(0) | TrackBack(0) | Works in Progress | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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